2020年10月31日土曜日

成長要素について (FM17以降)

はじめに記事を紹介します。

選手の成長にはどの性格が理想なのか!?検証してみた│Football Managerを語りたい

この選手の成長についての素晴らしい検証記事を読んで触発されたので、以前に調べて記事にしようと思ったけどめんどくさくて挫折したやつをなんとか形にしておきたいと思います。見辛かったらごめんなさい。


以前のFMでは成長曲線はどんな選手でも23才あたりがピークで、それ以降はメンタル能力以外はほぼ伸びにくくなるというのが設定としてあった。(見かけ上はFM20現在も同じように見える) (厳密にはGKやDCのような後ろのポジションの選手ほどピークの年齢は高い)

ただFM17でProgression Factor、Progression Scoreという数値・考え方が導入される。「バーディのように年をとってから伸びる選手もいるよね。逆にバロテッリのような選手もいるよね。そういうのもちゃんとゲームで再現できたらいいね」という考えが元。選手の成長曲線は選手によって変わるというのを目指した。

Progression Factor (PF) は野心、プロ意識、勝利意欲を元に決められるが、その他にも年齢、パフォーマンスの質、新契約、移籍、トロフィー獲得、好きな/嫌いな監督、トレーニング施設、士気、などの要素も計算に入れられる。PFは月に一度、もしくはもっと短い期間の内に再計算されるので固定されるものではない。

PFは上図のように5段階に分かれている。最大の5 (Very Fast) 以外ではPAにキャップがあり最大PAまでは伸ばすことはできないようだ。 (こうさんの記事中の「CA120の壁」はこのキャップに拠るものだと思われる) また、PFにはゲームの進行に合わせて、ある程度のCAを持った選手の数を一定数保つような目的もあるようで、その結果PAに達しない選手が生まれてしまうというケースがあるようだ。

PFはCAの成長とは直接リンクしていない。個別の能力値とリンクしている。従って、CAが上昇する余地がないベテラン選手の場合、上図の成長速度はトレーニングによる能力値の再分配がどれだけ早く行われるかを表す。

以上をものすごく大雑把にまとめると以下のようになると思う。

選手の成長 = 重点能力値増加 = CA増加
重点能力値増加 = トレーニング成長 + 試合成長 (試合の格に依存)
トレーニング成長 = プロ意識, 野心, 勝利意欲, トレーニング施設, 士気, 運, その他 = Progression Factor


ここまで。FM17以降で勝利意欲や野心も成長に不可欠ということになったと言われているけど (SIスタッフも公言している) 、過去の検証やこうさんの検証を見ても分かるように、やっぱプロ意識だぜ!みたいなことになってしまう。また、新システムになったところで架空バーディがゲーム内で再現できていない (少なくとも自分は見たことない) ことからも新システムが機能しているのかに疑問が生まれる。PFは徐々に埋め込まれてるようなので (噂だと今回のデータベースには選手ごとにPFの設定があるとかないとか...) FM21では遅咲きストライカーの育成ができること期待したいなーと思っています。ベータ開始まであと10日ほどです。

参考

Development and progression of players - Training, Medical and Development Centre - Sports Interactive Community
Determination - Tactics, Training & Strategies Discussion - Sports Interactive Community
Did you know 'late developers' exist in Football Manager!? - YouTube