2016年11月23日水曜日

[FM17] 日本語化について

Underdogs - Football Manager Japanese Localisation
(本家日本語化ファイル配布サイト様)


今作からCommunity Translationsという取り組みが始まり、ユーザーがsteamのワークショップを通じて翻訳ファイルを配布できるようになりました。本家様がこの動きに対応してくれたため、フットボールマネジャーの日本語化が圧倒的に楽になります。

FM17の日本語化の手順

  1. steam://url/SteamWorkshopPage/482730 (クリックするとsteamクライアントが開きFM17のワークショップに飛びます) でjapaneseと検索 (作成者はosaru1597さん)
    または http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=804752240
  2. サブスクライブを押す
  3. FM17を起動すると自動的に日本語化ファイルがインストールされる。(今後ファイル内容にアップデートがある場合はサブスクライブしている限りFMを起動すると自動的に更新される)
  4. ゲーム設定 (Preferences) -> 言語 (Language) からJapaneseを選択して決定 (Confirm)

なおフォントはデフォルトでNoto Sans CJK JPが入っているため入れ替える必要はありません。フォントを変えたい場合は今までどおり本家で配布しているfont.fmfを入れ替える作業等が必要になります。

(追記 2017-06-09) 日本語化ファイルをサブスクライブしていても上手く表示されない場合がまれにあるようです。その場合は C:\Users\ユーザネーム\Documents\Sports Interactive\Football Manager 2017\languages にある japanese.ltc (japanese.ltf ではない) を削除してからゲームを起動してみてください。

2016年11月22日火曜日

性格の隠し能力値が及ぼす影響

性格の隠し能力値がゲーム内でどのように使われているかケースごとに見てみる

環境適応

  • 一般: 母国以外の国に上手く適応できるか。海外へ移籍する意志の強さも表す。1だとほぼ海外移籍しない
  • 選手: 引退後にサッカー界に残るか(スタッフに転身するか)どうかにも影響。高いとサッカー界に残りやすい
  • スカウト: 数値が低いと現在所属している国から遠い場所でスカウトを開始する可能性は低い
  • 理事会: 環境適応が低いと施設の増設に同意する可能性が低い(モダンな施設の必要性を感じにくい)
  • 選手: 環境適応が低いと練習サボりの可能性が高くなる。またキャリアの末期に母国に戻るかどうかにも影響する
  • 選手: チームブレンド(連係)
  • スタッフ: 仕事の好み。低いと他の職種に興味を示しにくい(例: 監督20コーチ10に設定されている環境適応の低いスタッフはコーチオファーに応じにくい)
  • 一般: 低いと言語習得が遅い

野心

  • 一般: 上位クラブに勧誘された際の移籍する意志の強さ、またクラブ降格時に退団を検討する意志の強さ。トップチームでの出場機会を求めたり、クラブ内で不当に扱わている不満を抱くかについて野心は関与しない
  • スタッフ: ライセンスの講習を受ける意志の強さ。高いと早期に講習を希望する。合否は野心とプロ意識の高さに拠る
  • 選手: 引退時期。高いとキャリアが伸び、低いと早期に引退しやすい
  • 選手: 代表引退時期。高いと代表引退時期が遅くなりやすい
  • 選手: トレーニングの質。野心、忠誠心、プロ意識の高さはトレーニング効果に比例する
  • オーナー: クラブオーナーの幸福度は野心と忠誠心が参照される。クラブが降格した際、クラブオーナーの野心が高く忠誠心が低いとクラブを売却しようとする
  • 会長: 財政と野心の能力値が高い会長はクラブ設備や移籍資金に投資しやすい

議論好き

  • 監督: 議論好きが高い監督は代表チームの監督に任命される可能性が低い

プロ意識

  • スタッフ: プロ意識と野心はコーチングライセンスの合否に影響する
  • 選手: プロ意識が高いと全盛期に近い時期に引退しやすい
  • 選手: プロ意識が高いと引退後スタッフに転身した際にCAが高くなりやすい
  • 選手: 引退の再考を促した際、プロ意識が低いと引退に固執しがち
  • 選手: トレーニングの質。野心、忠誠心、プロ意識の高さはトレーニング効果に比例する

忠誠心

  • オーナー: クラブオーナーの幸福度は野心と忠誠心が参照される。クラブが降格した際、クラブオーナーの野心が高く忠誠心が低いとクラブを売却しようとする
  • トップチームの監督の雇用と解雇を任されているスタッフの忠誠が高い場合、成果の低い監督に対しても寛大になりやすい

2016年11月21日月曜日

[FM17] 新しい職種について

データアナリスト

データを利用して自クラブと次の対戦相手のパフォーマンスを分析する役割。受信箱に試合ごとの分析が届きます。

SIフォーラムによると今のところ能力値によって分析内容が変わるわけではないらしい。つまり誰がやっても同じということ。

スポーツサイエンティスト

選手のフィジカル面をサポートする職種で疲労の軽減に関与する。試合には関与はしない。

SIのフォーラムによるとフィットネスの能力値が高い方が良いとのこと。
追記 (2017-06-09) : 上記の2つの職種について能力値による差は出ないとのこと (参考)


ドクターという職もありますが、今のところ何もしてないみたいです。

2016年11月11日金曜日

[FM17] JリーグMODについて

(2016/11/11) 現在ワークショップ等で配布されているJリーグMODについて説明します
(2016/11/14) 状況に変化があったため、記事全体を大幅に修正しました
(2016/11/24) Fossさんのデータ解説について誤りを修正、@atelierkarin さんのJリーグデータパックについて追記


現在推奨するMODはClaassenさんのJapan leagues by claassenのコンペティションルールを基本に、データベースとしてFossさんのJ1 League 2016か、@atelierkarin さんのJリーグデータパック (Japan DBのみ) のどちらかを入れることです。データベースは選手の重複を防ぐため、必ずどちらか一方のみを使ってください (実在選手が必要ない場合はコンペティションルールだけ入れて、データベースは入れないという選択肢もあります)。マイ ドキュメント\Sports Interactive\Football Manager 2017\editor dataに配置しキャリアモード開始時に任意のMODにチェックを入れることで導入できます。

Japan leagues by claassenについて

日本の下部リーグまでのコンペティションルールを網羅したMODです。J1の2016年シーズンは2シーズン制、翌2017年から1シーズン制へ移行も再現されています。ゲーム内で2028年まで進めてみましたが問題なく進行できました。またこれ自体にJリーグの選手・スタッフのデータは入っていません。SteamのWorkshopでサブスクライブすればゲーム起動時に自動的にダウンロードされeditor dataフォルダに自動的に配置されます。

J1 League 2016について

Jリーグの実在選手・スタッフを950人以上追加できるMODです(ユース設定などの修正も含まれます)。能力評価が少し厳し目であり、データの誤りがある(宇佐美貴史がガンバに在籍 etc.将来の移籍でアウクスブルクへ移動することが設定されています、大変失礼しました)など多少の難はありますが、実用には耐えうると思います。もし実在選手が必要なくリーグだけ回したい場合は上記claassenさんのコンペティションルールだけ入れてください。

ダウンロードはこちらののトピック最上段からしてください。WorkshopにJ1 League 2016 [V2]という同じ製作者のMODがありますが、これは最新のものではなく使用すると7月2日にクラッシュするバグがあるので使用しないでください。

Football Manager 2017 Jリーグデータパックについて

日本人の製作者によるMODなので詳細については元ページをご覧ください。


J1 League 2016

950人ほどの日本人の人物データ(選手・スタッフ)を追加できるMOD。プレイポジション、賃金、経歴などがかなり入ってます (全てを確認したわけではありません)。個人的な不満を言うとCA/PAの評価がちょっと辛すぎです。作者によるとKリーグの水準に合わせているとのこと。また、コンペティションルールが入っていないため実際にJリーグで遊ぶとかリーグを回してシミュレーションするとかはできません。つまりこのMODに入ってる人物データをゲーム内で最大限に活かしたいなら、下の画像のような感じで設定しないと多くの人物が漏れると思います。

Japan - 11 levels, 1138 clubs

追記(2016/11/12): 正常に動作しないとの報告多数のため使わないほうがいいです。
上記の人物データMODにコンペティションルールを追加したものだと思われます。ただ、ルールの設定がいいかげんでただ動くってだけです。シーズン開幕が夏だったりと根本的に間違っているので、Jリーグファンの人はまだ使わないほうがいいと思います。しかしながら、一応でも動くリーグがあると日本人の生成選手の出現率がアップするため、未来の移籍の活性化には役に立つだろうと思われます。

2016年11月5日土曜日

Football Manager 2017 発売

「steamで不評だらけやんけ」とか「低評価祭りワロタwww」というのがtwitterで散見されますが、とりあえず落ち着いてください。

中国人がFootball Manager 2017に大激怒。steamのレビューが中国人によって大荒れする事態に - Game Saved 海外のゲーム情報ブログ

ユーザ評価型のサービスはこういうことが度々起こるからアレですね。

レビューもいろいろ書かれてるんですが、私が一番ピンときたのは英紙ガーディアンのものです。

Football Manager 2017 review – the best in the series, but only for dedicated fans | Technology | The Guardian

「シリーズ最高作 (ファンにとっては)」というタイトルから分かるように、FM17はFM16からの正統進化であり、システムに大きな変化はないと思います。小さな変化はあっても、それはよくわからない職務の増加だったり、各種レポートの専門化だったり、ノイズにもなりかねないサポーターの声が聞こえてくることだったり、なんというか非常にマニアックな分野での変化です。まだプレイ時間が短いのでAIの変化については語れるレベルにないですが、契約に関してはかなり力を入れたと聞いていますし、マッチエンジンは今後も改良されていくでしょう。「ファンにとっては」の例外は監督の3Dアバターを2D画像から取り込めることでしょうか。これはちょっとびっくりしました。動作やUIは今のところ非常に良い感じです。FM16が出たときも良いと思ったけどFM17の方がもうちょっと軽快な感じがする、あくまで体感です。

ともかく、発売おめでとうございます。早速日本語化に対応して頂いていますので遊びましょう。