新規ゲームでスタッフを揃えるのに時間がかかり、なかなかシーズンを始められないのはFMのあるあるネタです。しかし、今作からは検索システムが優秀になったので、多少は楽になった気がします。今回はスタッフを雇うノウハウみたいなものを紹介します。ただし、あくまで自分のやり方なので、参考程度に見てください。ちなみにGenie ScoutやFMRTEは使いません。
スカウトと契約する
どの職種から雇っていくかには色々あると思いますが、まずはスカウトから確認します。なぜなら、スカウトがある程度揃っていないとスタッフ検索に表示されるリストが少なくなるからです。
スカウトの役割は、優秀な選手を探しレポートを作成すること、"次の対戦相手"の調査することの2点だと考えられます。その上で大事な能力は、選手の能力判定、選手の潜在能力判定、勝利意欲、戦術知識、そしてスカウト知識です。選手の能力判定/潜在能力判定は作成するレポートの正確性に影響します。勝利意欲は簡単に言うと、やる気の指標です。高ければ多くの選手をリストアップしてくれます。戦術知識は次の対戦相手の調査に大事な能力で、高いほどより詳細な報告をしてくれます。スカウト知識はその国に馴染みがあるかの指標です。バーが長い国で調査すればより多くのリストアップが期待できます。
では実際にスタッフを探してみます。監督メニュー→検索→スタッフ画面に行きましょう。検索の使い方については、マニュアルの4.4. 検索を参照してください。
画面では1人しかリストアップされていません。その場合は、戦術知識のチェックを外すのもいいかもしれません。スカウトをレポート作成専門職と次対戦相手分析職に縦割りするのも手だからです。もしくは能力値の下限を変えれば多くリストアップされます。この辺のさじ加減は、クラブの財力や理事会の意見も参考にしながら決めましょう。また、スカウトメニュー→知識(Control+F7)でクラブがカバーしている地域を確認し、カブらないようにするのもポイントになります。
フィジカルトレーナーと契約する
フィジカルトレーナーの役割には、怪我の防止、ピッチサイドでの応急処置の速さ、怪我レポートの正確性、怪我から復帰までの時間の短縮などが考えられます。その上で大事な能力は、理学療法、モチベーション管理、規律性です。理学療法が最も大事だと思われがちですが、モチベーション管理と規律性も同じぐらい重要だという意見もあります。理学療法がピッチサイドでの治療や、負傷レポートの正確性に影響するのに対し、モチベーション管理と規律性は復帰までの時間の短縮に大きく関わると見られているからです。また、「勝利意欲」も少なからず職務に影響するとも言われています。ただ、これら全ての点で優れたフィジカルトレーナーを見つけるのはなかなか難しいです。優先条件を見極めながら、とにかく人員を確保しましょう。フィジカルトレーナーはその数も大事だからです。怪我人はチーム内に一人とは限りません。
コーチと契約する
コーチの職種にはゴールキーパーコーチ、トップチームコーチ、ユースコーチ、フィットネスコーチ、コーチがあります。名称は異なれど、大雑把にはトレーニング専門職と考えればいいです。
トレーニングについて (FM2012版)にも書いてありますが、トレーニングコーチに重要なのは星の数(トレーニング評価)です。
そのため、職種に関係なくすべての選手たちが星が多いトレーニングを受けられることを目指します。使い勝手の悪いトップチームコーチとユースコーチは雇いません。もし雇うとしても後の数合わせとしてぐらいにします。そして、各カテゴリに一人は星の多いコーチを確保するようにします。
星の数は自クラブのトレーニング画面でしか確認できないので、契約するまで表示できる場所がありません。しかし、星の数には計算方法があります。詳しくは以下のリンク先を参考にしてください。古い記事もありますが、計算方法は昔から変わってないので問題ないです。
- FMScreener > Calculator
オンライン計算ツール。(2015-07-28 追加) - FM Coach Calculator and Coach Formulae - The Dugout Football Manager Community
計算ツールをダウンロードできます。オンライン版もありどちらも非常に便利。 - トレーニングにおける星5つのための必要能力(検証記録) Football Manager2010攻略。=FM検証記録
計算式の説明があります。 - 5 stars training in Football Manager 2011
上のリンクと少しやり方が違いますが、同じ結果が出ます。
読んでもらうと分かりますが、大事な能力は、各トレーニングカテゴリーのコーチング能力値、勝利意欲、規律性、モチベーション管理です。すこし複雑に思えるかもしれないので、例を見ていきます。とりあえず体力/エアロビクストレーニングが5つ星のコーチを探してみましょう。
このリストの中に5つ星の体力/エアロビクストレーナーがいる可能性があります。人数は多くないはずなので、一人ひとり確認します。まずは一番上の Grant Downie。
フィットネス指導×9+(勝利意欲+規律性+モチベーション管理)×2 の式を当てはめて(*ここでは下の記事の計算式を採用しています)、9*20+(13+14+16)*2=266。270以上なら5つ星ですが、惜しくも届かないので星は4.5のはずです。では、次は Mark Hulse。
9*20+(20+13+15)*2=276。おお、270超えなので5つ星になるはずです。
こんな風に一人ひとりを確認していくと(上のリンク先にある FM Coach Calculator を使うと楽です)、この中で5つ星だと思われるのは、Hulse, Winsper, Carravetta の3名でした。試しに無職の Winsper とフィットネスコーチ契約してみました。
ご覧のとおり5つ星コーチの獲得です。この作業でそれぞれのトレーニングカテゴリで5つ星のコーチを探して行きましょう。運良く5つ星を見つけられたら、長期契約を結んでいいと思います。その方が毎年契約更新するより安上がりです。5つ星未満であれば単年契約にし、シーズンが終わったら再び5つ星を探す旅に出ます。また、各カテゴリを埋めた時点で定員に余裕があれば、ここで適当な"若手指導"の高いユースコーチや"選手管理"の高いトップチームコーチを補助的に入れるといいでしょう。
アシスタントマネージャーと契約する
一番大事なスタッフをなぜ一番最後に!と思われるかもしれません。最後である理由は、アシマネがいないと検索のときに非現実的な移籍を除外できないからです。アシマネを入れ替える期間の時間的空白が嫌で、どうしても後回しにしてしまうのです。下策だと思います。(初期にアシマネがいないクラブもあるのでそのときはもちろん一番先に契約しましょう)
アシスタントマネージャーの能力については「できればすべての能力値が等しく高くなければなりません」と公式マニュアルの"9.2. アシスタントマネージャー"に書いてあります。ですが、そういう人材の確保は難しいので、幾つかの能力値に焦点を絞ります。
- モチベーション管理 - チームトークでの提案の正確さ
- 戦術知識 - 試合中の"アシスタントマネージャーの意見"の正確さ
- 選手の能力判定/潜在能力判定 - チームレポートと期限付移籍の提案の正確さ
他に考慮にいれておきたいのは、環境適応(チームに早く慣れてもらわないと困る職種だから)、選手管理/若手指導(できたら高いほうがいい)ぐらいでしょうか。監督によっては、アシマネにメディア対応や戦術トレーニングを一任することもあるでしょう。そのときはそれに対応した特性や能力を見て選ぶべきです。自分の場合、リザーブとユースの管理を任せるだけですし、トレーニングはすでに充実しているので、そんなに高い能力値は要求しません。(*ちなみに戦術トレーニングを委任しない場合、戦術トレーニングはコーチ陣の中で最も戦術指導に優れた人が担当する仕組みになっています)
おわり
記事作成時に使ったフィルタがあるので、使いたい方はどうぞ。
http://www.mediafire.com/?656c4j4s1thbzrb
"C:\Users\ユーザー名\Documents\Sports Interactive\Football Manager 2012\filters"に入れれば検索画面のフィルタの管理からインポートできます。"filters"フォルダが存在しない場合は作成してください。
どうしても記事全体が長くなってしまうのは悪い癖です。もっと簡潔に物を言いたい。最期まで読んで頂いてありがとうございました。
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